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お洒落と介護と婆ちゃんと。

サポートプレタ笑顔音ブログ。新作紹介、要介護3の婆ちゃんとの愉快な日常。http://www.egaon-happy.com/

今日、引き出しの整理をしていたら9年前に亡くなった父が認知症になった時に走り書きしていた詩が見つかりました。思わずたまらなく父に会いたくなり涙。(TT)

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「お父ちゃん、来たよ」




「・・・・・うん。」




父の返事はいつも 少し間を置いて
ゆっくりと 視線を私に向けながら。




「お父ちゃん、また来るね」





「・・・・・・・」





別れはいつも寂しそうに、すがるように
返事もせず見つめたまま。





幼い私を後ろに乗せた自転車を力強く漕いだジャリ道の夕焼け。




両手で挑む私を いとも簡単にねじ伏せて からかうように笑う腕相撲。





お伊勢さんの玉石の参道、足の悪い母の車椅子どこまでもどこまでも押して歩いたね。





遠くに嫁いだ私のところへ何度も車できてくれたね。






まだ少年の頃も大人になっても いつだって家族の為にもくもくと働いてきたね。
ケンカしたって苛立ったって、最後には私の涙の意味をわかってくれたね。





だけどいつしか真面目がゆえの心の石をひとり抱え込んで、だんだんとうつむく時間が長くなったね。





生きることが本当に辛そうだったね。






知ってた?お父ちゃんが辛い時、私も同じに辛かったよ。可哀想で可哀想で。





今はあの頃よりも 幸せな場所にいるの?心は軽くなったの?



時折見せる笑顔は ゆっくりだけど子供のように清らかだね。





元気な内に心の石を 取ってあげることができなかった不甲斐ない娘を許してね。





お父ちゃんの世界には今何があるの?動かない体と時計が止まった心は 私達の向こうに何かを見てるの?





お魚だってご飯粒だって、ひとかけらも残さずに綺麗に食べてたのに、ポロポロとスプーンからこぼれ落ちるのが きっと悔しいだろうなぁ。




でもね。
きっともう毎日が辛くないよね。





神様がタイムマシンを作動して連れてきてくれた幼い心のお父ちゃん。





お父ちゃん、覚えてる?私だよ。
これからたくさん側にいるからね。


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気丈だった父が『本当に惚けたんだ』と理解した時、抱きしめて号泣しました。
自分を納得させるのに時間がかかりましたが、ずっと鬱だったので「楽になったのかな」と思う事でやっと受け入れることができました。うちの場合は母が身障者なので在宅は無理で、ずっと療養型病床に入っていました。私の今の仕事は結局それがキッカケなのですが、製品は父には着せることができませんでした。
この詩を書いた時も、なんやかんやで病院の父を待たせることがいっぱいあって、今もそれは後悔だらけの日々です。会いたいなぁ、お父ちゃん。(;;)

グレーカラフル


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egaonhappy
  • Author: egaonhappy
  • 長崎に生まれ大阪で育ったアラフィフ。お洋服が大好きでお洒落すること幸せで、アパレル業界で四半世紀。そんな私が、父の介護をキッカケに介護衣料のブランドを立ち上げた。プレタ介護エプロン新作情報や、要介護3になった婆ちゃんとの愉快な毎日を綴ります。

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